申ジエが大会新の通算10アンダーで大会新V


今季初優勝の申ジエは、副賞の米俵に笑顔で抱きついた

今季初優勝の申ジエは、副賞の米俵に笑顔で抱きついた

 ◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス最終日(27日、北海道・小樽CC)

 韓国の申ジエ(29)=スリーボンド=が2バーディー、4ボギーの74とスコアを落としたが、大会レコード更新の通算10アンダー、2位に2打差をつける逃げ切りで今季初V。国内通算16勝目を飾った。14番で後続に並ばれたが、残り3ホールで底力を発揮し突き放した。春先に苦しんだ体調不良による関節痛からの復活を遂げた。4アンダーの鈴木愛(23)=セールスフォース=が日本人最高の5位。

 昨年10月のV以来、今大会は14年に次ぐ2勝目。平均スコア4・5519の最難関16番でグリーンを外したがパーセーブし「優勝ってすごく難しいな、と初めて感じた」。春先は体調不良によるひじ痛などで開幕3戦を欠場。日韓を往復し投薬治療を受けて復帰し、これまで3位以内が5度とあと一歩だった。7番でスロープレー警告も動じず。「次の目標はゆっくり考えたい」。賞金ランク5位に浮上、史上初の日米韓3ツアー賞金女王獲得も視野に入った。

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