男子ゴルフのアジアパシフィックアマチュア選手権（１０月２６～２９日、ニュージーランド・ウェリントンＧＣ）に、米男子ツアー３勝の丸山茂樹（４７）＝セガサミーホールディングス＝の長男・奨王（しょうおう、１７）＝米キャンベルホールスクール＝が初出場することが２８日、分かった。世界アマチュアランクで日本人４番手につけており、日本代表としての出場が決まった。同大会優勝者には翌年４月の海外メジャー、マスターズ出場権が与えられており、日本人初の親子２代でのマスターズ出場に初挑戦することになった。
丸山ジュニアが“松山ロード”での夢舞台行きに挑む。１０年大会で当時、大学生のアマチュアだった松山英樹（２５）＝ＬＥＸＵＳ＝が初優勝。１１年マスターズに日本人アマで初出場し、２７位でローアマを獲得した。米国在住の奨王は昨年６月、米国で最古のジュニア大会ウェスタン・ジュニア選手権で優勝。タイガー・ウッズ（米国）も幼少時に出場し、０５年にはリッキー・ファウラー（米国）も優勝したビッグトーナメントを制し注目を集めていた。今年９月の米ツアーと米ジュニアゴルフ協会が主催する米国選抜と世界選抜の対抗戦「ジュニア・プレジデンツ杯」の世界選抜の一員にも選ばれている。
奨王は世界アマランク２６９位。９８年から９年連続でマスターズに出場した丸山は「本人が頑張ってきてつかんだチャンス。マスターズ出場はもちろん、成し遂げてくれたら僕もうれしいですけど、今は挑戦することで、いろんな経験を積んでもらいたいですね」と、成長著しい愛息の初挑戦を楽しみにしている。
◆丸山 奨王（まるやま・しょうおう）２０００年６月２日、米カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。１７歳。父の影響で４歳でクラブを握り、１０歳で本格的に始める。米国のアマチュア大会で約４０勝。平均飛距離は２８０ヤード。１６８センチ、５８キロ。家族は両親。