ジャンボ、北朝鮮の弾道ミサイル発射に動揺「初めてだよ」


クラブハウスに避難した尾崎将司(右奥)と、スマホで状況を確認する関係者

クラブハウスに避難した尾崎将司(右奥)と、スマホで状況を確認する関係者

 ◆男子プロゴルフツアー ANAオープン第2日(15日、北海道・札幌GC輪厚C)

 2位で出た今平周吾(24)=レオパレス・リゾート・グアム=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算9アンダーで単独首位に浮上した。北朝鮮の弾道ミサイル発射で、午前7時にJアラートが鳴り響いて競技が40分間の中断。男女国内ツアー初の非常事態に動揺したが、ツアー初優勝を飾った5月の関西オープン以来となる通算2勝目を視界に捉えた。

 午前7時スタートの第1組だった池村寛世(22)=フリー=は、Jアラートの影響を受けた。同組の2人が第1打を終え、自身のスイング直前に発動。「まさか自分が打つ直前に鳴るとは」。7時7分に2度目が鳴り、7時30分頃に危険がないと判断され、同40分に競技再開。2つ伸ばして1アンダーとし、辛くも予選通過となった。

 歴代最多94勝の尾崎将司(70)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=は、ショット練習場で調整中だった。「初めてだよ。俺の頭の上に落ちてこないかな」と冗談交じりに心配。中断中もクラブハウスでクラブを握って感覚を確認していたが、14オーバーで最下位の120位で予選落ちした。

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