永野竜太郎、ジャンボと同組「勉強できる」首位に浮上


ホールアウトし尾崎(左)と握手する永野(カメラ・谷口 健二)

ホールアウトし尾崎(左)と握手する永野(カメラ・谷口 健二)

 ◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権第2日(27日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)

 63位で出た石川遼(26)=カシオ=は4バーディー、4ボギーの72と伸びず、通算1オーバーの65位で2008年以来となる3戦連続予選落ちに終わった。スタート前に尾崎将司(70)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=に助言をもらい、即効性こそなかったが少しだけ復調。ジャンボと回った永野竜太郎(29)=フリー=が、64の11アンダーで単独首位に浮上した。

 永野は前半14番で10メートルをねじ込んでスコアを伸ばすと、3メートル前後につけたチャンスを沈め続けて8バーディー、ボギーなしの64。安定したショットと好調のパットで単独首位に躍り出た。

 予選ラウンド2日間でジャンボと同組になり、「一緒に回ることで勉強できる」と感謝した。動画投稿サイト「YouTube」で全盛期の映像を研究し、過去には同じ会社とスポンサー契約していた縁で食事をともにしたことも。「クラブの使い方とか、さりげなくすごいことをやる。あれくらい練習しないといけない」と、衰え知らずの70歳に刺激を受けてきた。レジェンドに恐縮する若手が多い中でも、「ユーモアたっぷりで、いい感じで話せる」と、気後れせずに好スコアを出した。

 昨年12月には1歳年上の博子さんと結婚。2位は2度あるが優勝には届いていない。昨季は賞金ランク18位も、今季は同42位にとどまっている。「ジャンボさんと回っているような感じで回りたい」。決勝ラウンドは“仮想ジャンボ”をイメージして戦う。

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