丸山茂樹の長男・奨王、4差4位「チャンスある」


2日目を終え同組選手と握手を交わす丸山(右)

2日目を終え同組選手と握手を交わす丸山(右)

 ◆男子ゴルフアジア・パシフィック・アマチュア選手権 第2日(27日、ニュージーランド・ロイヤルウェリントンGC=6845ヤード、パー71)

 【ウェリントン(ニュージーランド)27日=榎本友一】風の強まった午後、2位から出た丸山奨王(しょうおう、17)=キャンベルホールスクール=は1バーディー、2ボギーの72。通算3アンダーで順位を2つ下げたが、首位との4打差は維持した。68をマークしたミンウー・リー(19)=豪州=が7アンダーの単独首位に浮上した。

 不規則に舞う風速約15メートルの強風の中、丸山が優勝戦線に踏み止まった。5番で7メートルを沈めてバーディー先行。首位と2打差に迫ったが、その後は苦戦した。「ショットもアプローチもパットも良くなくて、我慢の一日でした」と振り返った。

 7番と10番は3打目のアプローチを寄せきれずにボギー。強風でスイングのリズムを失い後退する選手が続出する中、ショットとパットの前のルーチンを徹底した。一定の間を取って冷静なプレーに徹し、「ルーチンは、父からいつもキツく言われているので」と、うなずいた。

 4打差2位発進した前日、日本にいる米ツアー3勝の父・茂樹(48)にLINEで報告すると、「ビックリしたよ」と褒められた。「明日か明後日、一日ハマればチャンスはある。また喜ばせたいですね」。逆転優勝で来年のマスターズ&全英オープン切符獲得を狙う。

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