藤田光里、苦しんだ今季は「もしかしたらゴルフが人生で初めて好きになった1年」


都内で販売会を行った藤田光里

都内で販売会を行った藤田光里

 女子プロゴルフツアー1勝の藤田光里(23)=レオパレスリゾートグアム=が14日、東京・新宿区の小田急百貨店ハルクで販売会、キャロウェイアパレル丸の内路面店でトークショーなどを開催。トークショーの中で、レギュラーツアー参戦4年目で最も苦しんだ17年を漢字1文字で「変」、「好」と表現した。

 集まった約50人のファンの前で、マイクを手にその意味を説明した。「今年はけがもあり、成績不振でつらい1年だったんですけど、心境の『変』化があった。ゴルフが『好』きになったんです。練習もできなくて、悔しくて泣く日も多かったんですけど、やらなきゃいけないって強く思って。もしかしたらゴルフが人生で初めて好きになった1年でした。アマチュアの時は勝たなきゃいけない、と思っていたので楽しいと思ったことはなかった。成績やシードなど失ったものも多かったけど、得るものも多かったと思う。今までとは違った1年。今はゴルフを心からやりたくなった」と、晴れやかな表情で告白した。

 昨秋、神経の圧迫などでしびれや痛みが起きる「肘部管(ちゅうぶかん)症候群」と診断された。超音波治療などを続けながら今季フル参戦も、練習量は制限され、得意のショットが左右に曲がる場面も続出。賞金ランク88位で4年連続のシードを逃し、12月の最終予選会も66位で来季のレギュラーツアー出場は、主催者推薦8試合などに限定される見込みだ。

 引退も覚悟して臨んだシーズンだった。「昨年12月に(3歳からコーチだった)父(・孝幸さん)が亡くなって。ずっと二人三脚でやってきたので、自分で全て考えてやらないといけなくて。去年の12月は、もしかしたらゴルフを辞めちゃうかもしれないと考えていた。今年、この場に立っていられるのかな、というくらい考えていた。今はもっと練習したい、と思える心の変化が、もしかしたら少しだけ大人になったのかもしれませんね」と胸の内を明かした。

 北海道出身の人気美人プロは、おしゃれについても熱く語った。ウェアについては「毎試合、毎日自分の気分でコーディネートしています。1日、1日、見に来て下さった方に覚えてもらえるように」と独自のこだわりも披露。一方で「スカートにニーハイ(ソックス)、(サン)バイザーにポニーテールが自分のイメージだと思ってやっている」と、女子プロゴルファーとして見られることへの意識の高さも口にした。

 小田急百貨店ハルクスポーツでの販売会には、全国からファンが集った。約1時間、男性客に藤田がコーディネートし、なかには12万円買い上げた人もいた。「毎年、コーディネートさせて頂いてすごく楽しいし、勉強になります。男性用のベア柄のウェアが、今年初めて発売されたのでオススメです。コースでのギャラリーの方と話す内容や距離感と違って、話しやすかったですね」と“1日販売員”を満喫した様子だった。

 年内はほぼ仕事の日々。ゴルフコンペなどもあるが「(左ひじ痛もあり)無理をしないようにしています。練習も打ち込みはしていません」と話した。24日のクリスマスイブは休みで「仲の良い(同期の)大西葵ちゃんと一緒に過ごします。シーズン中から約束していたので。まだどこで何をするかは決めていません」と笑顔で明かした。

 来季に向け、3つの病院で左ひじの治療について診察を受けた。「18日にスポンサーさんにご紹介頂いた病院で見てもらって、(左ひじを)手術するかどうかを決めたい。手術後、どれくらいでクラブを握れるのかを聞いて判断したい。できれば(3月の)開幕に間に合わせたい。理想は前半戦、推薦を頂いたレギュラーツアーで頑張って、後半戦のレギュラー出場につなげたい」と初めてメスを入れる可能性も示唆した。一方で、18年の目標を「けがを直すのが第一と思っている。(再来年の出場権をかけた)予選会に合わせていくことも考えている」と目先の試合よりも、長期的な視野で治療を優先させたい考えも口にした。

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