キャロウェイゴルフ社(東京・港区、アレックス・ボーズマン社長)は9日、都内で新製品発表会を開催した。同社スタッフプレーヤーの男子、石川遼(26)=カシオ=、深堀圭一郎(49)=フォーラムエンジニアリング=、女子の上田桃子(31)=かんぽ生命=が登場した。
前作のEPIC(エピック)を超える「ROGUE(ローグ)シリーズ」のクラブを発表。ローグとは英語で反逆者、荒くれ者という意味に加え、「ワル格好いい」という意味もあり、常識にとらわれず究極のパフォーマンスを追究する姿勢が込められている。
石川はROGUE STAR ドライバーについて「打ち出しが高い感じで、飛ぶ。そして、やさしい。全部、ハイドローのボールが出た。ボール初速が出ているのに、球が上がる感じ。ローグの方がエピックよりボール初速が出る」と、感想を述べた。
会見では、石川がROGUE STAR アイアンを試打する映像が流され、7アイアンで飛距離が前回モデルより約25~30ヤードアップ。「打感が柔らかい」などと語った。
ROGUE STAR フェアウェーウッドを手にした上田は「見た目はエピックより、ローグの方がやさしく見える。球が上がりそう。ボール初速も速いし、球を拾いやすい。顔がいいと(測定の)結果もいい。すごく打ちやすそうに見える」と、好印象を語った。
同社は「クロム ソフト シリーズ」の新ボールも発表した。アウターコア部分に「グラフェン」という素材が注入されたことで、インナーコアを最大化することが可能になった。グラフェンとは、2010年にノーベル物理学賞を受賞した研究対象素材だったもの。これにより、ロングショットのインパクト時に、よりボールがつぶれやすくなりスピンが軽減。打ち出し角が高くなり、飛距離性能が格段に向上した。
前回モデルのボールとの比較で、ドライバーの飛距離が8ヤード伸びた深堀は「力がボールにしっかり伝わる。いろんな状況でも自分の思った弾道が打ちやすくなる。本当に楽しみなボール。一度手に取って打ってみてください」とPRした。
新シリーズのドライバー、フェアウェーウッドは2月23日から、ユーティリティーは3月中旬から、アイアンは4月中旬から、ボールは3月2日から、全国のキャロウェイゴルフ取扱店で発売される。