◆米男子プロゴルフツアー海外メジャー今季初戦 マスターズ 公式練習日(4日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC、7435ヤード=パー72)
開幕前日恒例のパー3コンテスト(1060ヤード、パー27)が行われ、ともに初出場の宮里優作(37)=フリー=、小平智(28)=Admiral=が出場。優作のキャディーを日米24勝の藍さん(32)が務め、小平のバッグを08年賞金女王の古閑美保さん(35)が担いだ。
優作は両親、妹、妻、長女、長男の6人にキャディーの白いつなぎを着せてプレー。最終9番では藍さんにティーショットを打たせた。130ヤードを8アイアンで狙ったが、男子用のクラブで重く、つなぎ姿で振りにくいこともあってボールは手前の池へ。元世界ランク1位の藍さんは苦笑い。それでも多くの日本人ギャラリーから、カメラのフラッシュや声援が飛んでいた。「何も準備ができてなくて、妹は打ちたくないみたいだったんですけど、僕が無理言って打たせちゃいました」と優作は申し訳なさそうに話した。
一方の小平も、最終9番で美保さんにティーショットを打たせた。8アイアンで手前の池につかまった。打ち直しの3打目はグリーン右へと運んだ。「お祭りみたいで楽しかったです。(2番でグリーンオーバーするなど)キャディーの風の読みが下手でしたね」と、小平は茶目っ気たっぷりに笑った。美保さんは「彼のクラブで、重くて飛ばなかった。私は新婚旅行で来ているので、明日からは彼を応援します」と苦笑い。「いい息抜きができたので、初出場で思い切りのいいプレーを見せたい」と小平は夫婦タッグがいい気分転換となったようだった。
松山英樹(26)=LEXUS=は、午前中に10番からの9ホールを優作とともに回って最終調整。2年連続4度目の出場の池田勇太(32)=フリー=は、1番から9ホールを練習ラウンドした。