国内男子プロゴルフツアーのミズノオープン(5月24~27日)の記者発表会が27日、大会会場となる茨城・鉾田市のザ・ロイヤルGCで行われ、レギュラーツアー史上最長の8007ヤード(パー72)に設定されることが発表された。
ツアー通算16勝で、コース改修を監修した鈴木規夫(65)=オハヨー乳業=が会見に出席。「フェアウェーはうねっていて平坦なところがほとんどない。バンカーは73個あって大きい。池は9つ。グリーンは大きくて、速くて非常にうねっています。200ヤードを超えるパー3が4つあって、カギを握ると思う。18ホールの中に、攻めるべきホールと守るべきホールの陰と陽がある」などと説明した。
1976年全英オープン10位、マスターズ出場など海外メジャー経験のある鈴木は「私が感じてきたことをこのコースに全て入れました。世界で通用する若い選手を育てたい」と意気込んだ。
15年大会覇者で、この日ラウンドした手嶋多一(49)は「これまでの日本にはないコース。グリーンが硬くて速い。飛べばいいというコースじゃなくて、忍耐強い人が上位に来そう。左ドッグレッグのホールが多く、ドローヒッター有利。5月だと雨が心配ですね。雨降って8000ヤードでの戦いは相当厳しいですよ」と話した。
16番は、国内レギュラーツアー史上最長となる705ヤードのパー5だ。「滑走路のように真っ直ぐでハザードのないホール。グリーンが非常にうねっていて、ピン位置によっては、非常に難しくなるモンスターホールですね」と鈴木。手嶋も「風向きによってはドライバー、3ウッド、3ウッドで打ってもグリーンに届かない」と苦笑い。それでもミズノ所属のホストプロは「もう1回、全英オープンに行きたいですね」と、有資格者を除く上位4人が全英切符を得られる大会での活躍を誓った。