渡辺彩香、得意コースで地元凱旋V誓う「学生時代からプレーしていていいイメージ」


練習中笑顔をみせる渡辺

練習中笑顔をみせる渡辺

 女子プロゴルフツアーのヤマハレディース葛城が29日から4日間、静岡・葛城GC山名C(6564ヤード、パー72)で行われる。国内通算3勝で熱海市出身の渡辺彩香(24)=大東建託=は28日、3年ぶりの大会制覇を誓った。初日はユン・チェヨン(31)=Qセルズ=と比嘉真美子(24)=フリー=と同組。また浜松出身の小楠梨紗(26)=フリー=は10位以内を、浜松日体高の仲西美波(1年)は予選通過を目指す。

 渡辺は燃えていた。練習日には桜満開の葛城GCで入念にショットやパターを確認。ヤマハレディースは15年にツアー2勝目を挙げた大会。16年3位、17年2位と相性抜群だ。「葛城GCは学生時代からプレーしていていいイメージがある。優勝したい」と宣言した。

 今季初の地元凱旋だ。「静岡での今年一発目の大会。応援もきてくれるはず」。家族は予選突破すれば31日以降に来場する予定。静岡のハンバーグレストラン「さわやか」にも「多分いきます」。英気を養い、クラブを握る。

 先週のアクサレディスでは最終日を27位タイでスタートするも、6バーディー、ノーボギーの66。通算9アンダーで今季最高の3位で終えた。「先週すごく良かった。試合を重ねるごとに良くなっている」。最後の優勝は15年11月の樋口久子・ポンタレディス。飛ばし屋は「東京五輪まで2年しかない。今年は大事な一年になる。早いうちに優勝したい。その先にみえてくるものがある」。故郷での復活VからTOKYOに繋げる。(山田 豊)

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