菊地絵理香、首位キープで得意の逃げ切りV見えた 春に強い過去3戦3勝


桜の咲く11番でティーショットを放つ菊地絵理香(カメラ・川口 浩)

桜の咲く11番でティーショットを放つ菊地絵理香(カメラ・川口 浩)

 ◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース第3日(31日、葛城GC山名C)

 通算3勝の菊地絵理香(29)=オンワードホールディングス=は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算6アンダーで首位を守った。過去、単独首位で最終日を迎えた場合は4戦3勝で、春先に限れば3戦全勝。吉兆データを追い風に、得意の逃げ切りを図り、昨年3月のTポイントレディス以来の優勝を狙う。2打差の2位に全美貞(韓国)がつけた。永井花奈(20)=デンソー=らが3位で追う。

 4季連続勝利へ、菊地が得意の形に持ち込んだ。最終18番、2メートルのバーディーパットを落ち着いて沈めると、ポーカーフェースが少しだけ緩んだ。アイアンショットを武器に71にまとめ、後続との差を広げて最終日へ。「単独トップで終わりたかったので良かった」と満足げな表情を見せた。

 過去、春(3、4月)の試合で単独首位で最終日を迎えた場合は3戦3勝の勝率10割。「3度(の優勝)は全て逃げ切りなので」。“エリカの法則”にうなずいてみせた。第3日を終えて通算でアンダーパーは7人しかいない難コース。「このコースで追いかけるのは私には無理」。2打差に全、4打差にアンら韓国勢がひしめくが「負けないように。逃げます」と力強く言った。

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