男子プロゴルフの石川遼選手会長(26)=カシオ=が17日、前週のRBCヘリテージで日本人5人目の米ツアー制覇を達成した小平智(28)=Admiral=を祝福した。国内ツアー・パナソニックオープン(19~22日、大阪・茨木CC西C)のプロアマ戦後、「優勝は男子ゴルフ界にとって素晴らしいこと。世界ランク上位(27位)が定期的に帰ってくるだけで、日本ツアーも盛り上がる」と期待した。小平は次週・中日クラウンズ(26日開幕)に登録しており、競演が見られそうだ。
1月に初打ちを共にするなど親交があり、試合後に「おめでとうございます」と連絡すると、小平は「奇跡が起きた」と話していたという。13年から5年間、米ツアーに本格参戦し、厳しさを知る石川は「トップにいた選手(韓国の金シウ)が決められず、プレーオフで巡ってきたチャンスをものにする、気持ちの切り替えがすごい」と大いに刺激を受けた。
前週の国内開幕戦2位で世界ランク204位から155位に浮上した石川は「メジャーの優勝を狙えるような、世界に通用する日本人が何人いるかが大事。5、6人は世界ランク50位以内に居続けることができれば。自分が割って入れるように、さらに頑張りたい」と力を込めた。