申ジエ、ベストスコア70で2位浮上「チャンスが来たら取る」


 ◆女子プロゴルフツアーメジャー第1戦 ワールドレディスサロンパスカップ第3日(5日、茨城・茨城GC西C=6715ヤード、パー72)

 2打差2位から出た昨季日本ツアー賞金女王の鈴木愛(23)=セールスフォース=は2バーディー、4ボギーの74で通算1アンダー。2位をキープしたが、首位から出て72で回った昨季韓国賞金女王イ・ジョンウン(21)とは4打差となった。この日の直接対決では完敗した鈴木はホールアウト後、真っ暗になるまで練習を続け、大逆転優勝へ強い意欲を示した。2009年米ツアー賞金女王の韓国・申ジエ(30)=スリーボンド=も2位。最終日最終組は日米韓の賞金女王対決となる。

 こどもの日にチャージを決めた。申はベストスコア70で4打差2位に浮上。好アプローチでパーを拾うなど、09年米ツアー賞金女王で世界ランク1位にも輝いた技で難コースを攻略した。「子どもたちの前で崩れる姿ではなく、最後までいいプレーをして夢を与えられて良かった」と胸を張った。

 14年meijiカップで優勝し、副賞の明治製品の菓子10年分を福祉施設に寄付。オフに韓国の児童養護施設を訪れたり、ツアーで得た賞金を贈ったりするなど、慈善活動に熱心な“チャリティー女王”としても知られる。強さと優しさを兼ね備えた元世界女王は「バーディーチャンスを待って、機会が来たら取る」と国内通算18勝目を狙う。

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