2004年4位・丸山茂樹が明かす全米オープン攻略法「セカンドショットが重要」


練習ラウンドを終えて、丸山茂樹(右)と談笑する松山英樹

練習ラウンドを終えて、丸山茂樹(右)と談笑する松山英樹

 男子ゴルフの海外メジャー第2戦・全米オープンは14日、米ニューヨーク州シネコックヒルズGC(7440ヤード、パー70)で開幕する。テレビ朝日の解説で現地を訪れている米ツアー3勝の丸山茂樹(48)=セガサミーHD=が13日、報道陣の取材に応じ、コース攻略法などを語った。

 前回、当コースで行われた2004年大会で優勝争いの末、4位に入った丸山は「相当ラフがきつい。ポンと入ったら1ペナ(ルティー)みたいな」と難コースを分析した。さらに、「ティーショットよりセカンドショットの重要性が感じられた。グリーンが大きい中でも使える部分は小さい。そこを外すと大きなミスにつながるので、コースマネジメントが必要になる。パーとの戦いをしながら、(我慢して)チャンスを伺う形になるのでは」と提言した。

 当時は決勝ラウンドで強風が吹いて、硬くなった高速グリーンに苦戦したが、今年は開幕前日に降った雨の影響により、グリーンは柔らかくなっている。「初日は5アンダー(65)くらい出る人もいるのでは」と予想した。14年前よりも距離は約450ヤード伸びており「その分フェアウェーを広くしたのでは」と印象を語った。

 練習ラウンドを見守った松山英樹(26)の状態に関しては「以前よりもいろんな意味で苦労しているかな。けがの後から少しずつしか自分自身を取り戻せていない。けがした年はそんなもの」と、慎重にコメントした。自らも長年けが(左手親指痛)に苦しむ丸山だけに、松山が2月に負った左手親指付け根痛による影響を心配していた。

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