松田鈴英、首位と3打差5位 父の日にV贈る!


通算4アンダーで5位の松田

通算4アンダーで5位の松田

 ◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス第2日(16日、千葉・袖ケ浦CC新袖C)

 1打差2位から出た松田鈴英(れい、20)=ニトリ=が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算4アンダーで首位と3打差の5位と踏ん張った。父・直樹さん(53)に初優勝という「父の日」のプレゼントを贈るため、最終日の逆転に挑む。韓国の李知姫(39)=フリー=が通算7アンダーで首位。

 美人ルーキーの松田が2度目の最終組で存在感を発揮した。1番パー5。第1打は右の深いラフに曲げたが、第2、3打を確実に6アイアンでつないでパーセーブ。「緊張してドライバーはブン曲げたけど、パーを取れたので落ち着けた」と、苦笑いで振り返った。2位から5位に後退したものの、スコアを1つ伸ばし、初優勝に望みを残した。

 福井工大福井高を卒業した一昨年のプロテストには落ちたが、昨年はトップ合格。年齢は一つ上だが、ツアー優勝した新垣比菜(19)=ダイキン工業=らとともに「黄金世代」の一員を担う。167センチ、54キロと細身ながらドライバー平均飛距離はランク10位(248・05ヤード)だ。

 最終日は父の日。直樹さんはコースで応援する。「初優勝をプレゼントできれば最高ですが、名前がちょっとでも売れるように、少しでも上位にいければ」。ニチレイレディスでマツダレイ―名前を売るには絶好の舞台だ。(竹内 達朗)

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