畑岡奈紗、メジャー自己最高3差10位発進…前週初V自信に


 ◆米女子プロゴルフツアーメジャー第3戦 全米女子プロ選手権第1日(29日、米イリノイ州ケンパーレークスGC=6741ヤード、パー72)

 前週、米ツアー初優勝を挙げた畑岡奈紗(19)=森ビル=は好調を持続し6バーディー、3ボギーの3アンダー、69で首位と3打差10位とメジャー自己最高位で好発進した。上原彩子(34)=モスバーガー=はイーブンパーの72で51位。横峯さくら(32)は1オーバー、73で71位となった。野村敏京(25)=Qセルズ=は3オーバー、75で108位と出遅れた。6アンダー、66をマークした朴城ヒョン(韓国)が単独首位。

 メジャー舞台でも好調を持続した。畑岡は米ツアー初Vから4日後のラウンドで「気負いはなかった。自信を持ってプレーできた」とうなずいた。4度目のメジャーで初めて70を切り「最低限の目標は達成できた。もう少しいけたと思うけど、60台が出せたのは良かった」とメジャー自己最少スコアに笑顔がはじけた。

 好調なパットは午後の荒れたグリーンでも「いい転がりだった」。10番で3メートル、11番では2メートルを沈めて連続バーディー発進。18番で4メートルを決めると右拳を握りしめた。距離が長い難コース。前日までの雨でボールが転がらずも、飛ばし屋が居並ぶ上位で畑岡も平均256ヤードと引けを取らない。昨年大会予選落ち後、メジャーはANAインスピレーション48位、全米女子オープン10位。「チャンスをしっかり決めたい」と1977年の樋口久子以来日本女子2人目のメジャーVに挑む。

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