深堀圭一郎、3回戦進出…10月に50歳、シニアとの“二刀流”視野「両方でやりたい」


 ◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダマッチプレー選手権 第2日(27日、埼玉・鳩山CC=7115ヤード、パー72)

 ツアーで唯一のマッチプレー形式で行われ、49歳のベテラン、深堀圭一郎(フォーラムエンジニアリング)は2回戦でオーストラリアのW・J・リー(32)=フリー=に2アンド1で勝利した。3回戦から決勝は9月5~9日に同CCで開催。5月のプロアマ戦で不適切な行動をしたとして出場自粛中で8月23日開幕のRIZAP KBCオーガスタで復帰する片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=は前年覇者のシード選手として3回戦から出場し、藤島征次(33)=ロイズコーポレーション=と対戦する。

 ゴルフ界の「プリンス」と呼ばれた深堀も10月9日にシニア入りの50歳の誕生日を迎える。「体調は100%ではない」と言いつつも、レギュラーツアーで久々に存在感を発揮した。17歳年下のリーに対し、1ホール残して2アップとして3回戦進出を決めた。

 昨年11月、左上腕外側上顆(か)筋断裂の大けがを負った。「握力は6キロまで下がった。3月から練習を始めたが、激痛でやめた。やっと5月から再開した」と説明する。それでも、情熱は全く衰えていない。

 「まずはレギュラーの賞金シードを獲得することが目標。10月以降、タイミングを見てシニアツアーにも出たい。せっかく長くゴルフをやってきたので両方のフィールドでやりたいですね」と爽やかに話す。

 マッチプレーの心得は「先にボギーを打たないこと。攻める時は大胆に」。老練かつ若々しい深堀は、自身がホストを務めた人気ゴルフ番組のタイトル名通りの「ゴルフの真髄」を見せている。(竹内 達朗)

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