比嘉、メジャー制覇へ1打差2位発進


好発進の比嘉

好発進の比嘉

 米女子プロゴルフツアーメジャー第4戦 全英リコー女子オープン第1日(2日、英国ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC)

 比嘉真美子が7バーディー、1ボギーの66で2位発進した。首位のミンジ・リー(オーストラリア)と1打差。岡山絵里が73で61位。成田美寿々、畑岡奈紗はともに2バーディー、5ボギーの75で102位と出遅れた。上原彩子は76で113位、横峯さくらは77で124位につけた。

 比嘉が4年ぶりの全英で7バーディーを奪っての単独2位でスタートした。「いい状態でプレーできたら、このくらいは出せると思っていた。驚きはない」と自信をにじませた。

 前半で5バーディーと勢いに乗ると、「とにかくバンカーに入れないことが重要」と攻め急がず、2番以降は一度もつかまらなかった。18番(パー4)は2打目をグリーン左手前のラフに入れて5メートルのパーパットを残したが、一発で決めガッツポーズ。「風も少なかったし、ラッキーだった」と天候も味方につけた。

 今大会は荷物の到着が遅れ、自分のクラブで練習できたのは試合当日の朝。想定外のトラブルも「逆に疲労が抜けてリラックスできた」と気持ちに余裕があった。

 19歳だった5年前、初出場で7位に入った。その後のスランプを乗り越え、今季は日本ツアーで平均ストローク2位につける。プライベートでは大相撲の幕内力士、勢と婚約。「まだ4分の1しか終わっていない」と平常心で第2日を迎える。

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