◆ゴルフ日本ジュニア選手権女子15~17歳の部第1日(15日、埼玉・霞ケ関GC東C、参加74人、男子12~14歳の部、女子12~14歳の部、男子15~17歳の部=霞ケ関CC西C、参加52人、52人、114人)
35度の猛暑の中、20年東京五輪開催コースで行われた女子15~17歳の部は、「プラチナ世代」と呼ばれる昨年の全国高校選手権を制した政田夢乃(18)=北海学園札幌高3年=が5バーディーを奪い、唯一のボギーなしの5アンダー、66で回り1打差2位と好発進した。北海道出身の色白美女は「だいぶ暑くて、氷のうや日傘も使いながらプレーしていました。最後の日本ジュニアなので優勝目指して日本タイトルを取りたいですね」とほほ笑んだ。
6月の日本女子アマを制した吉田優利(18)=麗沢高3年=は3バーディー、2ボギーの1アンダー、70で5打差の11位で滑り出し。「(同一年の日本女子アマタイトル2冠へ)結果よりも今の自分の状態でできることをやるだけ。ショットはあまり良くない状態ですが、パット練習をしてきたのでそれを生かしたい」と、グリーン上勝負で2冠への活路を見いだす。
「プラチナ世代」の第一人者で、昨年の日本女子アマ覇者・安田祐香(17)=滝川二高3年=は1バーディー、2ボギーの1オーバー、72。首位の幸田彩里(16)=名古屋市立西陵高2年=と7打差22位と出遅れた。「2番の3パットボギーで、ストレスのたまるゴルフにしてしまった。今日は35パットもしてしまって」とグリーン上を悔しがった。それでも「五輪コースでプレー出来て光栄ですし、誇らしいこと」と2日目以降の巻き返しを誓った。
一方、西Cで開かれた男子15~17歳の部は、7バーディー、1ボギーの6アンダー、64をマークした中島啓太(18)=代々木高3年=が単独首位で船出した。「昨年は腰痛で欠場して。今年3月にもトレーニング中に右手小指を骨折して。出場できただけでうれしかったです。アマチュア日本代表のスタッフの方々のご支援に感謝しています」などと笑った
大会連覇を狙う鈴木晃祐(18)=西武台千葉高年=は3バーディー、1ボギーの2アンダー、68。首位と4打差の6位と上々のスタートを切った。「連覇はしたいですけど、そこまでプレッシャーはないのであまり意識せずに自分のプレーをしたい。アンダーパーで回れたことはプラスになると思う」と残り2日間での逆転Vを見据えた。