出水田大二郎、首位に並ぶ 大ファンのHKT・田中美久と対面しパワーもらう


ラウンド後のアプローチコンテストで、秋吉(右)のプレー中に田中美久(左から3人目)らHKT48のメンバーと記念撮影する出水田(中央左=カメラ・渡辺 了文)

ラウンド後のアプローチコンテストで、秋吉(右)のプレー中に田中美久(左から3人目)らHKT48のメンバーと記念撮影する出水田(中央左=カメラ・渡辺 了文)

 ◆男子プロゴルフツアー RIZAP・KBCオーガスタ 第3日(25日、福岡・芥屋GC)

 プロ8年目の出水田(いずみだ)大二郎(25)=TOSS=が首位で出て6バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーでW・J・リー(32)=豪州=とともに首位に並んだ。会場内でスペシャルライブを行った人気アイドルグループHKT48の田中美久(16)と初対面。大ファンという“勝利の女神”の声援を力に初優勝に挑む。前日、熱中症と診断された16年大会覇者の石川遼選手会長(26)=カシオ=は68で回り、5アンダーの20位へと浮上した。

 玄界灘に沿うコースでの“夏フェス”で、出水田にとって最高の舞台が整った。第3R後、18番グリーン付近で行われたHKT48のライブ。そのなかに昨年12月、雑誌表紙を見てファンになったという田中を見つけ、撮影に成功した。「勝利の女神? そうですね。明日、頑張ります」と頬を緩めた。

 183センチ、83キロの25歳は昨季、ツアー屈指の飛距離を武器に賞金ランク66位でシードを獲得。今大会3日間の平均パット1位とグリーン上が好調で、この日も最終18番。1メートルのバーディーパットを沈めて首位に並んだ。「大きいですね」と人気お笑いコンビ、ピースの綾部祐二似のイケメンはニヤリ。鹿児島・鹿屋市生まれで横峯良郎氏(58)の主宰するめだかクラブ出身で、これまでも高麗グリーンの大会で好成績を残しており「あそこで練習したのが生きています」と感謝を口にした。

 自身初の最終日最終組。今季2勝と飛躍した、秋吉翔太(28)は鹿児島・樟南高の先輩だ。合宿所で1年間同部屋で生活し、今も練習ラウンドを共にする。「もちろん、その気持ちはあります」。“勝利の女神”の後押しも受け、先輩に続くツアー初Vに挑む。(榎本 友一)

 HKT48・田中美久(スペシャルライブ後に出水田にエール)「ぜひ、優勝してほしいなと思います。推しメンなので、私も応援しています。プロゴルファーの方に『ファンです』と言っていただけて、ビックリしました。私もアイドル活動頑張ろうと思いました」

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