原江里菜がシード取れず「悔しい」涙…三浦桃香も予選落ち


 ◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス第2日(16日、愛媛・エリエールGC松山)

 賞金ランク57位の原江里菜(31)=NEC=は74とスコアを落とし、通算1アンダー58位でカットラインに1打及ばず予選落ち。来季前半戦の出場権が得られる同55位以内に入れず悔し涙を流した。三浦桃香(19)=フリー=も予選落ちしシードを取れず。原江里菜と東北高同期の有村智恵(30)=日本HP=が12アンダーで首位を守った。

 最終18番。原江は決めれば決勝ラウンド進出となる2メートルのバーディーパットをカップ1つ分左に外した。8位から58位に急降下し予選落ち。2年ぶりの賞金シード(50位以内)と、来季前半戦の出場権が得られる「第2シード」(55位以内)を逃し「久々に悔しい」と涙をこぼした。

 通算2勝の実力者は大会前に達観した心境を明かしていた。「何でピリピリしているのか、と言えば来年も(ツアーで)ゴルフをしたいから、と気がついた」。来季出場権を得るには最終予選会(27~30日)で35位前後に入ることが必要。「きょうのゴルフなら手応えがあります」と懸命に前を向いた。

 美人プロとして人気抜群の三浦は74位で予選落ち。初のフル参戦となった今季は3月に2週連続で最終日最終組を回るなど存在感を見せたが、中盤以降は失速。「実力が足りない」と潔かった。賞金ランクの差により3次予選会(20~22日)、最終予選会と関門が2つある。「来年の目標などはまだ考えられない。まずはQT(予選会)です」。嘆く暇もなく“職場”を確保するための厳しい戦いが、すぐに始まる。(竹内 達朗)

 ◆シード陥落

 51位以下が確定した笠をはじめ、今季賞金シードを持つ選手は9人のシード陥落が決まった。出場義務試合数未達の畑岡奈紗、引退の姜秀衍らは除く。

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