◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス第3日(17日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71)
33位から出た松山英樹(26)=LEXUS=は4バーディー、2ボギー、69で通算3アンダー、30位とした。ムービングサタデーでのビッグスコアが期待されたが、31パットとグリーン上で精彩を欠いた。
10番スタートの“裏街道”ながら、松山組には多くのギャラリーがついた。序盤の10番、11番、13番は2~4メートルの好機を外し、観客からため息が漏れた。初日に人生初の誤球で2罰打を受けた14番では、3日連続で同じ左ラフから放った第2打を1メートルにつけて、2日連続のバーディーを取った。続く15番では第1打を右に曲げてボギー。16番は2メートル半を沈めてバーディー。17番パー3は、第1打が右のバンカーにつかまりボギー。18番パー5は手前約10メートルに2オンし、バーディーと一進一退の展開が続いた。
後半は6番までパーを続け、7番パー5で第3打を1メートルにつけて、スコアを1つ伸ばした。1番は7メートルのバーディーパットがカップ左で止まり、天を仰いで悔しがった。3番と8番では約3メートルの好機を逃し、パターを上に放り投げた。
この日のフェアウェーキープ率は42・86%(44位)と低調な一方で、パーオン率は77・78%(6位)と良好だった。松山は「今日はアイアン(ショット)に関しては良かったと思う。だいぶマシになってきたが、それは先週とかに比べての話なので。ティーショットのつながりが全然ないので、フェアウェーから打たないと、本当にいいのか分からない。明日しっかりフェアウェーに行けるように、そしてパットが入るように練習したい」と、淡々と振り返った。
取材対応を終えると、すぐにパッティンググリーンに直行し、約30分間、修正に努めた。その後、子供たち約50人にサインをし、練習場でショットを打ち込んだ。