◆女子プロゴルフツアー3次予選会B地区 最終日(22日、岡山・山陽GC=6318ヤード、パー72)
3位からスタートした美人女子プロ、三浦桃香(19)=フリー=は6バーディー、5ボギー、2ダブルボギーの75で回り、通算4アンダーの14位で、27~30日の最終予選会(兵庫・東急グランドオークGC)の出場権を獲得した。通算1オーバーの41位までが通過。静岡・葛城GC宇刈Cで行われた3次予選会A地区を突破した41人、さらには今季のツアー賞金ランク56~60位の選手などが最終予選会に臨む。
169センチ、52キロのモデル並みの体格で飛距離ランク9位(246・66ヤード)を誇るスケールの大きな美人プロ三浦は「黄金世代」のひとりとして今季初めてツアーに本格参戦。3月のTポイントレディス、アクサレディス宮崎で2週連続で最終日最終組を回るなど、シーズン序盤は抜群の存在感を発揮したが、中盤以降、勢いはなくなり、賞金ランク81位。初の賞金シード(同50位以内)まで遠かった。「まだまだ、実力が足りません。1年通してみると、トレーニングよりも休むべき時もあった。経験、勉強をしました」と初のツアーフル参戦となった今季を冷静に振り返った。
「黄金世代」と呼ばれる同学年の勝みなみ(20)=明治安田生命=、新垣比菜(19)=ダイキン工業=らがツアー初優勝を果たす中で、三浦はツアーで苦戦。さらには日本女子プロゴルフ協会の正会員となるためのプロテストにも2年連続で失敗。単年登録選手としてツアーに参戦したが、来年から予選会の出場は「正会員」に限られる。
来季は正念場の1年を迎える。その厳しい戦いに挑むためにも、まずは今季最後の“関門”を突破しなければならない。それが最終予選会だ。4ラウンドで争い、上位35人前後が来季前半戦の出場権を獲得できる。「来年の目標などはまだ考えられません。まずはQT(予選会)です」と三浦は前を向いた。