比嘉真美子は1打及ばず3位…気持ちは来季へ「大切な人が増える」


18番、グリーン上で笑顔を見せる比嘉真美子。3位タイで終えた

18番、グリーン上で笑顔を見せる比嘉真美子。3位タイで終えた

 ◆女子プロゴルフツアーメジャー最終戦 LPGAツアー選手権リコー杯最終日(25日、宮崎CC=6471ヤード、パー72)

 5位から出た比嘉真美子(25)=TOYO TIRES=は6バーディー、2ボギー、68と伸ばしたが、通算10アンダーで1打差の3位で今季2勝目&メジャー初優勝はならなかった。

 後半は14番でグリーンのカラー約7メートルから沈めるなど、11番から4連続バーディーを奪い、一時は鈴木愛とともに首位に並んだ。だが、直後の15番でボギーをたたくと、18番は5メートル弱のバーディーパットが外れ、プレーオフまでは1打足りなかった。

 比嘉は「とにかく悔しい。その言葉に尽きる」と唇をかんだ。「バーディーを取り続けていくことだけが、優勝に近づく道だと思っていたので、あと1打が本当に悔しかった。今年1回しか勝てず、この1年の象徴的なラウンドだった」と続けた。今季は初の賞金1億円超えで、自己最高の賞金ランク4位と飛躍したが、4月のKKTバンテリンレディスの1勝に終わった悔しさを口にした。

 引き続き来季も、メジャー制覇と年間3勝の目標を掲げた。「今年はその目標に一番近づけたシーズンだった。来年は今年よりも近づいていたいし、達成できるように。オフは練習すべきなのか、トレーニングすべきなのか、それとも食生活だったり、他の部分からアプローチするのか。フィードバックして、有意義な時間にしたい」と語った。

 大相撲の勢(32)と婚約しており、独身最後のラウンドとなるもよう。「現役生活の中で、一応予定ですけど、来年はまた違った意味で“新しい比嘉真美子”としてプレーできるだろうと思う。逆に言えば、現役中に(独身と既婚の)2つの雰囲気を味わいながらプレーできるのは幸せだと思う。大切な人が増えるというのは、より一層自分も強くならないといけないので、これを良い方向に、人としても、女性としても、選手としても強くなれるように頑張りたい」と、力強く話した。

 籍を入れる時期については「できれば年内に。関取の体の状態とも相談しながら、決めていきたい」と話すにとどめた。

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