吉田優利は15歳の天才少女に惜敗


アマチュアの吉田優利(左)とティティクル

アマチュアの吉田優利(左)とティティクル

 ◆日タイ親善試合・アマタフレンドシップカップ最終日(23日、タイ・アマタスプリングスCC)

 シングルス12試合が行われ、アマチュアの吉田優利(18)=千葉・麗沢高3年=は、タイのアタヤ・ティティクル(15)に1ダウンで敗れた。ティティクルは昨年、欧州女子ツアーを最年少で制した注目の逸材で、序盤6ホールで3バーディーを奪った。

 2日目までの男女ペアで1勝1分けだった吉田は悔しそうに試合を振り返った。「何度もチャンスがあったけど、自分で逃してしまった。いい経験にはなったけど、マッチプレーは流れが大切。そこを生かせず、一日終わってしまった」と唇をかんだ。前日までの違いはグリーン上にあったとし、「男子プロにラインを教えてもらい、その通りに打ったら入っていたけど、いざ自分で読むとなかなか読めなかった」と課題を挙げた。

 年明けはオーストラリア女子アマと、2月の米ツアーのISPSハンダ女子オーストラリア・オープンに出場予定。日本女子アマと日本ジュニアを制した今年を振り返り、「結果だけ見たらいいかもしれないが、後半戦は調子を落としてしまった。アプローチやラインの読み方を少しでも良くしたい」と誓った。来年11月にはプロテストを控える。トップ選手から多くを吸収した実りの大会を終え、「楽しい一週間でした」と笑顔で語った。

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