米女子ゴルフで通算2勝の畑岡奈紗(森ビル)が20歳の誕生日を迎えた13日、地元の茨城・笠間市で成人式に出席した。母・博美さん(48)から譲り受けた振り袖姿を披露した。
成人式前に取材に応じた畑岡は「誕生日も重なって、今日から大人として(スタートする)。新たなシーズンも始まるので、しっかりとした態度で臨みたい。どんな時も感謝の気持ちを忘れずにやっていきたい」と抱負を語った。久々に会う友人とも旧交を温め「中学で会って以来の友達もいる」と笑顔で話した。
米ツアーで3年目を迎える今季は「メジャーで勝ちたい」と目標を掲げた。「自分らしいゴルフをして、たくさん勝てるように。4日間の大会で勝ちたい」。来年の東京五輪に向けても「金メダルを取れるように」と力を込めた。年明けには初詣にも訪れ、「小吉でした」と苦笑したが、短いオフの間もトレーニングを欠かさなかった。
今季からは温暖な米国・フロリダ州内に新拠点を構える。ゴルフ場つきの敷地内にある自宅で、昨年最終戦後に実際に見て決めたといい、「練習環境の良さとセキュリティーを優先した。すぐに練習できるのはいい。ベースがあることで試合の空き週にもリセットして臨める」と利点を語った。
畑岡は13日中に、開幕戦のダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズ(17~20日、フロリダ)に向けて渡米する。その後は、2月のホンダLPGA(タイ)、HSBC女子チャンピオンズ(シンガポール)に出場予定となっている。