日本女子プロゴルフ協会が今季「開催中止」としていた、日テレ系4大会と開催合意を発表


小林浩美会長

小林浩美会長

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は25日、12月の19年国内女子ツアーの日程発表時に放映権の帰属を巡った対立で「開催中止」と発表した3大会と「LPGAウィメンズ選手権(仮称)」への大会名変更を発表していたメジャー、ワールドレディスサロンパスカップの開催を発表した。

 LPGAは午前10時に「2019年LPGAツアー大会継続決定」とのタイトルで、公式サイト上でリリースを発表した。

 「KKT杯バンテリンレディス」は4月19~21日に熊本・熊本空港CCで賞金総額1億円。

 メジャー初戦の「ワールドレディスサロンパスカップ」は5月9~12日に茨城GC東Cで賞金総額1億2000万円。

 「中京テレビ・ブリヂストンレディス」は5月24~26日に愛知・中京GC石野C)で賞金総額7000万円。

 「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は9月27~29日に宮城・利府GCで賞金総額7000万円で開かれるという。

 また、19年度のツアーは39試合となり、賞金総額は39億4500万円で、7年連続で史上最高額を更新することとなった。

 これらの件に関して、LPGAの小林浩美会長(56)のコメントもLPGAの公式サイト上に掲載された。

以下全文。

 「この度、昨年度に開催を発表できなかったすべての大会につきまして、再交渉の結果、主催者様と弊協会との間で放映権の考え方について合意することができ、大会開催に至りましたこと、大変嬉しく存じます。この度の交渉を経て、全ての主催者様がトーナメント中継映像における選手の肖像の価値を認めてくださったことは大変意義のある、画期的なことです。

 これにより、弊協会創立以来51年間あやふやだった、LPGAツアーにおける放映権の考え方が明確になりました。さらに、弊協会が国内外への動画配信を一括管理することができる体制になりました。今後は、そこに向けて鋭意努力致す所存です。

 これまで、選手や会員はじめ全国のゴルフファンの皆様、大会関係者の皆様には、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたこと、改めましてお詫び申し上げます」

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