野村敏京、米4勝目へ3差2位「全体的に良かった」


9アンダーで2位につけた野村(大会事務局提供)

9アンダーで2位につけた野村(大会事務局提供)

 ◆米女子プロゴルフツアー ISPSハンダ女子 オーストラリア・オープン第3日(16日、オーストラリア・グランジGC)

 3位から出た野村敏京(26)=Qセルズ=は4バーディー、2ボギーの70で回り通算9アンダーで3打差の2位につけた。逆転で17年4月以来、2季ぶりの通算4勝目を目指す。67と伸ばしたネリー・コルダ(米国)が12アンダーで首位。71で回った横峯さくら(33)=エプソン=は1オーバーで50位、73の上原彩子(35)=モスバーガー=は3オーバーで62位となった。

 野村は前半に3つ伸ばして一時は首位に立った。2、5番で10メートル超のロングパットを決めるなど快調で、「全体的に良かった」と、表情にも余裕があった。しかし、風の読みが難しくなった後半はバーディーが奪えず、やや失速。16番はバンカーショットをグリーン逆サイドのバンカーに入れてしまいボギー。「もったいない」と嘆いた。

 昨年8月以来の復帰戦で5位に入った前週に続く上位争い。この日はパーオン率約78%をマークも、「ショットがいい感じじゃない。ちょっとしたらミスがすぐ出る」と冷静に話す。3年前に米ツアー初優勝を飾った大会で、コースも同じ。「危ないところだけパーセーブしていったら、パー5もそんなに難しくない。このコースなら3打差はないに等しい」。逆転で日本女子歴代3位に並ぶ米通算4勝目に挑む。

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