臼井麗香、宮里藍さん超え3戦目優勝いける…初のルーキーが最終組独占 初V目指す


通算9アンダーで2位に浮上した臼井

通算9アンダーで2位に浮上した臼井

 ◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎 第2日(30日、宮崎・UMKCC=6525ヤード、パー72)

 昨季下部ツアー4勝で賞金女王の河本結(20)=エリエール=が7バーディー、ボギーなしの65をマーク。通算13アンダーで2位以下に4打差をつけ単独首位に立った。2年ぶりにキャディーを務める弟の力(りき、19)の助言が奏功しバーディーを量産した。脇元華(21)=フリー=と臼井麗香(20)=ディライトワークス=が9アンダー2位。最終日は昨年プロテスト合格の3人が同じ最終組で回り、いずれも初優勝を目指す。

 5位スタートで今季ツアー初参戦の臼井が5バーディー、ボギーなしの67をマーク。自己最高の2位と健闘し「(ピンチは)なかったかも」と満足げに話した。

 昨年の最終予選会65位で今季は出場試合が限られ、今大会は主催者推薦で出場。推薦から優勝すれば、88年のツアー制施行後では92年の肥後かおり、98年の上田珠代以来3人目。来季までの出場資格を獲得できるだけに「この状況は人生で初めて」と驚いた。

 通算3戦目での優勝なら、2004年3月のダイキン・オーキッドレディスを制した宮里藍さんの4戦目を抑え日本人最速に。「目の前のバーディーを取りたいという気持ちだけで18ホール回る」。偉業達成へ、黄金世代の一員は力を込めた。

最新のカテゴリー記事