上田桃子ら熊本勢が一時消滅の地元大会で活躍誓う 19日からKKT杯バンテリンレディス


プロアマ戦で1番ティーショットを放つ上田桃子

プロアマ戦で1番ティーショットを放つ上田桃子

 女子プロゴルフのKKT杯バンテリンレディスは19日から3日間、熊本空港CC(6428ヤード、パー72)で行われる。今大会をはじめ4試合は放映権の帰属を巡って日本女子プロゴルフ協会と対立し、昨年12月の今季ツアー日程発表時には外れていたが、今年1月に継続が決定。地元・熊本出身の上田桃子(32)=かんぽ生命=、有村智恵(31)=日本HP=らは18日、今大会があることの喜びを改めてかみしめ、活躍を誓った。

 あわや消滅の危機を乗り越えて開催される地元大会に上田は喜びにあふれていた。「何度か大会名は変わっていますが、ゴルフを始めた時から行われていた大会なので、なくなるとは信じられなかった。行われると信じていました。来年以降も続くように頑張りたい。特に熊本勢の頑張りが大事になると思います」。地元への熱い思いと同時に冷静さも強調。17年はプレーオフで惜敗し、地元優勝を逃し、昨年はまさかの予選落ちを喫した。「昨年は空回りしてしまった。自分をコントロールしてプレーしたいですね。今年のテーマの『我慢』が試されます」と自らに言い聞かせるように話した。

 有村も地元大会に対する思いは熱い。「子供の時、この大会で女子プロゴルファーのすごさ、技を直接見て、私もこんな人になりたいと思った。ここに帰って来られてうれしい。あとは自分がどんなプレーをするか。目の前のプレーに集中したい」と充実感あふれる表情で話した。

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