ニューヨークに憧れる、アマチュアの上野菜々子が初切符 アマ2人同時切符は初…全米女子オープン日本最終予選会


全米女子オープンの招待状を手に笑顔を見せる上野菜々子

全米女子オープンの招待状を手に笑顔を見せる上野菜々子

 ◆女子ゴルフ 全米女子オープン日本最終予選会(22日、茨城・大利根CC東西C)

 97人が36ホールのストロークプレーで4枠を争った。アマチュアの上野菜々子(18)が通算2オーバーで黄金世代の天本遥香(20)と並んで3位。本戦(30日~6月2日、米サウスカロライナ州チャールストンCC)の出場権を獲得した。レギュラーツアー1勝の岡山絵里(22)が2アンダーで首位通過。1アンダー2位で2018年日本女子アマ、日本ジュニア2冠で、アマチュアの吉田優利(19)が初切符を手にした。アマ2人同時通過は、14年の日本地区予選会の開催以降、初となった。

 上野が通算2オーバーでホールアウトした時点は、4位に天本遥香、新垣比菜と並んでいた。約30分後、プレーオフに備えてパター練習をしている時に吉報を受けとった。「去年までの(通過者の)成績を見ていて、アンダーカットもあったので、2オーバーでダメかなと思っていた。すごいうれしいの一言です」と喜んだ。

 初渡米になるという18歳は「プロになってお金をためて旅行したかった場所」にニューヨークを挙げる。「アメリカに行けるだけで、今テンション上がっています」と憧れの国へ胸をおどらせる。

 6日にオーガスタナショナルGCでの公式戦に日本勢で唯一出場し、3位に入った、安田祐香(18)、アマチュアでともに通過した吉田とは同学年。小学時代からの仲で、昨年の日本女子アマ(2位)最終日には最終組で2人と回った。「負けたくないのもあるけど、活躍を見てうれしい。『自分も頑張ろう』ってなる」と刺激も受ける。「どんな状況でもあきらめなければ巻き返せる」と話すアマが、本戦でも快進撃を見せる。

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