美人プロ明暗 藤田光里が急浮上 三浦桃香はいきなりトリプルボギーで急降下


1番スタートホールでトリプルボギーだった三浦桃香

1番スタートホールでトリプルボギーだった三浦桃香

 ◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第2日(27日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6376ヤード、パー71)

 2015年大会覇者の美人プロ藤田光里(24)=レオパレスリゾートグアム=が7番から9番まで3連続バーディーを奪い、26位から2打差5位に急浮上している。昨季は11試合出場し、10回も予選落ち。賞金ランクは154位まで落ち込んだが、4年前、歓喜の涙を流した思い出の大会で久々に存在感を発揮している。

 一方、首位と3打差の14位からスタートした20歳の美人プロ三浦桃香(フリー)は1番パー4でいきなり大トラブルに見舞われた。第1打でバンカーに入れ、第2打で脱出。第3打で再びバンカーに入れ、第4打でもグリーンに乗せられず、結局、5オン2パットのトリプルボギーをたたいた。3番パー4でもボギーをたたき、序盤の6ホールで5つもスコアを落とし、67位に急降下した。

 今季7戦で5回が予選落ち。最高成績はアクサレディスの50位と低迷している三浦は第1日にツアー屈指の難コースを1アンダーで終えた後、「今週は花粉症が出ない。今季初めて(鼻の)両穴で呼吸しながらゴルフができています! いっぱい酸素を吸って頑張ります」と元気よく話していたが、上位争いから一転、予選通過(50位タイまで)のピンチとなっている。

 第1日に9番パー3(155ヤード)でホールインワンを達成するなど好プレーを連発し、首位スタートした笠りつ子(31)=京セラ=は1番でバーディー発進するなど、3番を終えて、通算5アンダーとして首位をキープしている。

 14位から出た上田桃子(32)=かんぽ生命=が7番まで1イーグル、1バーディーと3つもスコアを伸ばし、1打差2位に猛追している。

 この日は天候、試合進行などの考慮し、下位の51選手は異例の11番スタート。昨年2月に長女を出産後、初めて大会に出場した北田瑠衣(37)=フリー=は8ホールを消化し、79位から42位に浮上。これまで多くのトッププロをサポートした名キャディーの佐藤賢和さん(39)との夫婦タッグで1年10か月ぶりの復帰戦に挑み、予選通過が見えてきた。

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