20歳の吉本ひかる初V王手 絶好調の秘密は刻みとウマイもの巡り


通算7アンダーで首位に立った吉本ひかる

通算7アンダーで首位に立った吉本ひかる

 ◆女子プロゴルフツアー フジサンケイレディス 第2日(27日、静岡・川奈ホテルGC富士C=6376ヤード、パー71)

 首位と2打差の5位からスタートした吉本ひかる(20)=マイナビ=が5バーディー、ボギーなしの66で回り、通算7アンダーとして2位に2打差をつけて単独首位に立った。自己最高の2位となった先週のKKT杯バンテリンレディスをはじめ、今季7戦でトップ10入りはツアー最多の4度。抜群の安定感を誇る「黄金世代」の一員が念願の初優勝に王手をかけた。2打差の2位に大江香織(29)=アルプスアルパイン=と上田桃子(32)=かんぽ生命=が追う。

 「飛ばない女子プロ」吉本が3つのパー5ですべてバーディーを奪った。平均飛距離ランクは95位(220・50ヤード)にとどまるが、賢く、手堅いプレーが持ち味。4番パー5では第1打をドライバーではなく、あえて5ウッドを選択した。小柄な体では2オンはできない。「第3打で9アイアンかピッチングウェッジの距離を残します。そのために第2打はユーティリティー。第1打はドライバーでショットすると、バンカーに入る可能性があるので5ウッド」。カップから逆算した戦略で、計算通りにバーディーを奪った。

 先週は自己最高の2位。今季のトップ10入りは7戦目で4度。韓国の申ジエ(30)=スリーボンド=と並び、堂々のトップだ。

 19戦のうち13度も予選落ちした昨季から飛躍的にレベルアップした。「去年は余裕がなかった。夕食もファミレスで済ますことが多かった。今年は各地でおいしいものを食べています。今週はキンメダイの刺し身がおいしかったです」と笑う。

 伊豆半島の海の幸を堪能している今大会。吉本が優勝すれば、15年大会を20歳7か月で制した藤田光里(24)=レオパレスリゾートグアム=を抜き、20歳2か月の大会最年長覇者となる。

 1998年度生まれの「黄金世代」。勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜、大里桃子、河本結に続き、6人目の優勝者となる可能性は十分にある。152センチ、53キロと小柄ながら、ツアーで存在感は日に日に大きくなっている。

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