女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」は9日から4日間、茨城GC東C(6560ヤード、パー72)で行われる。前週のパナソニックレディースで令和初優勝を挙げた勝みなみ(20)=明治安田生命=も会場入り。ショット練習などで汗を流し、2戦連続V&初のメジャータイトルへ笑顔で戦い抜くことを誓った。
中断を含め8時間を超える激闘から一夜明け、勝の表情には充実感が漂っていた。「良い緊張感で回れたので楽しくできた。まだ優勝の実感が湧いていないのは、次の週に向けて集中できている証拠かな」。5日は日没寸前まで試合を行っていたため、茨城の宿舎に到着したのは午後10時頃。7時間の睡眠を取り、午前11時に会場入りして約3時間、練習に励んだ。「疲れは少しある」というものの、選手や関係者ら多くの祝福の声にも笑顔で応じた。
6日夜には小祝さくらら同期の選手9人で、祝勝会を兼ねた食事会を韓国料理店で開催。もともと企画されていた会だったが、勝の優勝を受けて小祝は「内緒で急きょケーキを用意しています。いつも良い刺激をもらっている」と明かした。
勝は前回、東コースが舞台となった2016年は44位だが「楽しく笑顔でプレーできたら順位はついてくる」と気分も上々。初のメジャータイトルへ、視界は良好だ。(筒井 琴美)