黄金世代・渋野日向子が初のメジャー大会へ 特技はソフトボール


小学生の頃にソフトボールをしていた渋野日向子はイチローのモノマネで周囲を笑わせた

小学生の頃にソフトボールをしていた渋野日向子はイチローのモノマネで周囲を笑わせた

 ◆女子プロゴルフツアー今季メジャー第1戦・ワールドレディスサロンパスカップ開幕前日(8日、茨城・茨城GC東C=6560ヤード、パー72)

 今季本格参戦1年目ながらトップ10に2度入るなど躍進を続ける、黄金世代の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=はプロアマ戦には入っておらず、会場でショット、パター、アプローチと調整した。自身初のメジャー大会へ「緊張は今のところ全然ないですね。メジャーなのでラフが長くて、グリーンも難しいのでフェアウェーキープ、パーオン率が大事になると思います」と冷静に語った。

 小学生時代はゴルフと並行してソフトボールにも打ち込んだ。小2に始め、小4からは投手を務めた。最速95キロの真っすぐに加え、変化球はチェンジアップ、ドロップ(下へ沈む球)、シュート(右に曲がる球)を操った。ゴルフは右打ちだが、ソフトボールは左打ちだった。打者としても打順の格となる3、4、5番を任される強打者で二刀流プレーヤーだった。

 渋野は「ソフトボールは今でも好きですね。オリンピックの決勝なんて絶対観戦に行きたいです。代表選手ではピッチャーの藤田倭(やまと・太陽誘電)さんと勝股(美咲・ビックカメラ高崎)さんに頑張って欲しいなと思います」と話した。

 前週13位だったパナソニックレディース(5日・千葉)で同じ黄金世代の勝みなみ(20)が通算3勝目を挙げた。「すごいなって。ライバルだとは全然思ったことはないけど、(黄金世代)みんな頑張っているので、切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っていきたいです」。大きな刺激を胸に初のメジャー大会に臨む。

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