鈴木愛、左手首不安も昨年1差2位リベンジ誓う「そろそろ日本人が勝たないと」


3番ティーショットを放つ鈴木愛

3番ティーショットを放つ鈴木愛

 女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップは9日から4日間、茨城GC東C(6560ヤード、パー72)で開催される。

 鈴木愛(25)=セールスフォース=が日本勢の“連敗ストッパー”に名乗りを上げた。今大会は海外勢が4連勝中。鈴木は2016年に海外勢のメジャー7連勝を止めた経験を持ち「そろそろ日本人が勝たないと、とは去年から思っていた。負けっ放しじゃ見ている人もやっている人も『またかい!』ってなる」と、1打差2位に終わった昨年のリベンジへ闘志を燃やした。

 しかし先週痛めた左手首には不安も残る。飲み物の入ったコップが持てないほど状況は深刻で、この日のプロアマ戦にもテーピングで固定して臨んだ。7日には病院に行くか悩んだが「行くと(出場を)止められる気がするから行っていない。大事な試合が続くので、試合勘を忘れないためにも出たい」と2年ぶりの賞金女王奪還へ苦渋の決断を下したことを明かした。

 9日には25歳の誕生日を迎える。「初日に叩いてしまうとメンタル的にもきつい。目標はアンダーパーです」。体は万全ではないが、メジャー3勝目が自身への最高のプレゼントになるはずだ。(筒井 琴美)

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