ペ・ソンウ「自分もいいプレーで回れた」日本初V&完全V狙う


18番でホールアウトし、渋野(左)と抱擁するペ・ソンウ(カメラ・相川 和寛)

18番でホールアウトし、渋野(左)と抱擁するペ・ソンウ(カメラ・相川 和寛)

 ◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアーワールド・レディス サロンパスカップ 第3日(11日、茨城・茨城GC東C、6560ヤード=パー72)

 1打差の2位から出た渋野日向子(ひなこ、20)=RSK山陽放送=が6バーディー、ボギーなしで連続ボギーなし記録を38に伸ばした。66をマークし、通算11アンダーで韓国のペ・ソンウ(25)と並ぶ首位タイに浮上。4月フジサンケイレディスで自己最高2位に入り、今一番、波に乗る黄金世代が、史上13人目となるメジャーでのツアー初Vを狙う。

 18番パー5の238ヤードの第2打で、ペ・ソンウは3ウッドを思い切り振り抜いた。8メートルにつけるイーグルチャンスからのバーディー締めに「今日は渋野さんの日かなと思ったけど、自分もいいプレーで回れた」。後半だけで5つ伸ばし、渋野を捉え返した。

 昨季韓国ツアー2位で、今季から日本ツアーに主戦場を移した25歳は、この日と同じ3人でのラウンドになる最終日へ「2人とも上手な選手。いいプレーの流れに乗りたい。ショットもいいし、パットの感じも悪くない」。初めてのコース攻略に自信を見せた。

 メジャーでの完全優勝なら宮里美香(10年、日本女子オープン)、申ジエ(18年、日本女子プロ選手権)以来、ツアー史上3人目の快挙となる。16年の韓国ツアー初優勝も完全Vだった。「あの時は夢中になってプレーしていた。明日も同じようにプレーできれば」。日本初優勝も、首位を譲らぬまま決める。(高木 恵)

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