米男子プロゴルフツアーで4月のメジャー初戦、マスターズを制した米ツアー通算81勝のタイガー・ウッズ(43)=米国=が14日、2020年8月の東京五輪出場への意思を初表明した。マスターズ優勝で、五輪出場圏内となる米国男子代表4番手に初浮上していた。
この日、メジャー第2戦の全米プロ選手権(16日開幕・米ニューヨーク州ベスページブラックC)の公式会見に臨み、明かした。「五輪でプレーしたいか」との質問に「YES」と明確に答えた。「私は五輪でプレーしたことが一度もない。43歳になって、これから五輪でプレーする機会は多くないでしょう。私にとって初めてのことであり、私が米国代表チームの一員であったら絶対に歓迎することです」と続けた。
米国の五輪男子代表は現時点では、2020年6月22日の五輪ランク上位4人が有資格者となる。世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(34)、同3位のブルックス・ケプカ(29)、同5位のジャスティン・トーマス(26)とメジャー王者がズラリ。「そこにたどり着き、チームを組むのは大変なこと」と、ウッズも世界で最も厳しい代表争いであることは覚悟している。
腰痛から復帰した43歳。今季は体の状態を優先して省エネで、試合数を制限する考えも表明した。「今年のように大きな試合でうまくプレーできれば、物事がうまくいくことを私は知っているよ」。残り約1年、自身初となる五輪金メダル獲得の夢を追いかける。