女子プロゴルフの「ほけんの窓口レディース」は17日から3日間、福岡CC和白C(6292ヤード、パー72)で行われる。賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円を誇る今大会は3日間大会としてはツアー最高。また、ギャラリー投票によるベストスマイル賞(30万円)、ベストドレッサー賞(20万)が設けられていることも大きな特長。14、15年大会覇者で、ベストスマイル賞は5連覇中、ベストドレッサー賞は4連覇中と今大会で抜群の“強さ”を持つ韓国のイ・ボミ(30)=延田グループ=は16日、今季初のトップ10入りとベストスマイル賞&ベストドレッサー賞の2冠に意欲をのぞかせた。
トレードマークの笑顔を満開にして今大会にかける意気込みを明かした。昨年、イ・ボミは予選落ちを喫し、最終日の決勝ラウンドに進出できなかったものの、ギャラリー投票によるベストスマイル賞&ベストドレッサー賞の2冠を4年連続で獲得した。「去年、最終日にプレーできなくて申し訳なかったです。今回は予選を通ってトップ10を目指します」
2015、16年に圧倒的な強さで賞金女王に輝いたが、17年は賞金ランク23位、18年は同83位と後退した。今季はここまで同66位。「今季は予選を通っても30位台が多い(4回)。もっと頑張ります」と前向きに話した。
今大会名物となっているベストスマイル賞&ベストドレッサー賞。イ・ボミは今年も2冠の有力候補。その可能性については問われると「難しいと思います。かわいい子が多いので」とにこやかに笑った。
「小祝さくらちゃん、松田鈴英ちゃん、新垣比菜ちゃん、原英莉花ちゃん、河本結ちゃん、みんな若くてかわいいですよね。私は30歳になりましたが、上田桃子さん、有村智恵さん、原江里菜さん、30代の方々と頑張りますよ」
実力と人気の両方が求められるプロのアスリートとして、イ・ボミはベストスマイル賞V6&ベストドレッサー賞V5に向けて、チラリと意欲を示す。「もちろん、プレーが大事ですが、スマイルで、かわいくプレーすることも大事ですよね。笑顔で頑張ります」と、まさに笑顔で話した。
ツアー屈指のビッグトーナメント。優勝争いに加え、ベストスマイル賞&ベストドレッサー賞の行方にも注目だ。
◇ほけんの窓口レディース
【優勝】
2013年 O・サタヤ
2014年 イ・ボミ
2015年 イ・ボミ
2016年 申ジエ
2017年 鈴木愛
2018年 鈴木愛
【ベストスマイル賞】
2013年 横峯さくら
2014年 イ・ボミ
2015年 イ・ボミ
2016年 イ・ボミ
2017年 イ・ボミ
2018年 イ・ボミ
【ベストドレッサー賞】
2013年 木戸愛
2014年 木戸愛
2015年 イ・ボミ
2016年 イ・ボミ
2017年 イ・ボミ
2018年 イ・ボミ