◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権第1日(16日、米ニューヨーク州ベスページブラックC=7459ヤード、パー70)
これまでの8月開催が変更され、今年から5月開催に移行されたメジャーがスタートした。
7年連続出場の松山英樹(27)=LEXUS=は10番から出て5バーディー、5ボギーのイーブンパー70で回り、現時点で首位と7打差の暫定16位となっている。前半はともにバンカーにつかまった12番、17番でスコアを落とすなど2オーバーで終えた。1番もボギーとし、一時は3オーバーとなったが、2番で第2打をピンそばに運んでバーディーを奪い、9番も2メートル半を沈めるバーディー締めでスコアをイーブンパーに戻した。
松山は「アンダーパーで回りたいというのはあったけど、悪くはない。10、11番と良いパットが決まり、後半も微妙な(距離の)パットを入れられた。(最終9番は)セカンドショットが良かったので、良い形で終われたらと思っていたのでそうなって良かった」と振り返った。
昨季の日本ツアー賞金王・今平周吾(26)=フリー=は3バーディー、7ボギーの4オーバー74で、暫定98位と出遅れた。「ボギーが先行して苦しくなった。ティーショットをラフに入れてしまったので、2日目はフェアウェーキープできるように」と前を向いた。
午後スタートの小平智(29)=Admiral=は12番まで終えて、4オーバーの暫定98位としている。
メジャー通算16勝目を狙うタイガー・ウッズ(米国)は1イーグル、3バーディー、3ボギー、2ダブルボギーと出入りが激しく2オーバー72で暫定56位となっている。出だしの10番でティーショットを右に曲げ、4オン2パットのダブルボギーとすると、17番パー3でも第1打をグリーン右バンカーに入れ、2つ目のダブルボギー。4番で残り220ヤードからピン9メートルに2オンさせ、これを沈めてイーグルを奪ったが、終盤の7、8番の連続ボギーで天を仰いだ。ウッズは「順調なスタートではない。(4番で)アンダーパーに持っていくことができたが、終盤に悪いパットをしてしまった」と悔しがった。練習ラウンドを回避した大会前日の15日は体調を崩し、静養していたことも明かした。
大会連覇を狙うブルックス・ケプカ(米国)が7バーディー、ボギーなしの7アンダー63で、暫定首位に立っている。63は大会最少スコアタイ。ケプカは「(グリーンの)スピードコントロールが完璧だった。パッティングでいくつか修正をしたが、とても心地良く打つことができた」と満足げに語った。1打差の暫定2位に、64で回ったダニー・リー(ニュージーランド)がつけている。