宮里藍さん「“何が正しい”ではなく、“何がやりたい”を大事に」…中学生と模擬記者会見


地元の中学生との模擬記者会見に参加した宮里藍さん

地元の中学生との模擬記者会見に参加した宮里藍さん

 17年限りで現役を引退した女子ゴルフ元世界ランク1位の宮里藍さん(33)が24日、中京テレビ・ブリヂストンレディスが開催される愛知・中京GC石野Cのクラブハウスのインタビュールームで、地元の豊田市立石野中学校の生徒が校外学習として行った「模擬記者会見」に参加した。

 「中学生記者」と藍さんの主な質疑応答は以下の通り。

―中学生のころの夢は?

 「みんなと同じ中学生のときに初めてアメリカの大会に出て、アメリカに行きたいと思った。中学3年のときにはプロの試合に初めて出てプロになりたいと思った。この2つを重ねてアメリカツアーに出たいと夢を持った」

―緊張をほぐすための方法は?

 「私は緊張するタイプだった。でも緊張していないといいプレーはできないのでいいサインだと思っていた。緊張している中でどうしたらいいか考えて、動作をゆっくりしたり、大きく呼吸したりと工夫していた」

―ゴルフでイライラしたときの対処法は?

 「ゴルフは5時間かけて18ホール回る。ほとんどの時間を歩いているので、どうしても考えてしまう。私の場合はストレッチしたり、体を動かすようにしていた。あとはキャディーと違う楽しい話をして、イライラすることから視点を変えるようにしていた」

 藍さんは終わりに、「みんなも進路に悩むこともあると思う。“何が正しい”ではなく、“何がやりたい”を大事にして、強い信念を持っていってほしい」と生徒たちの背中を押した。また、「ゴルフは面白いスポーツ。これをきっかけに少しずつゴルフに触れてくれたらうれしいですね」と、笑顔で締めくくった。

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