◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第2日(24日、奈良・KOMACC=7043ヤード、パー72、観衆2007)
予選ラウンドが終わり、H・W・リューが通算11アンダーで単独に立った。1打差の2位にはS・ハン、2打差の3位には今平周吾、中西直人が続いた。首位から出た49歳の藤田寛之はスコアを4つ落とし、通算2アンダーで28位に後退。2週前のアジアパシフィックオープンダイヤモンドカップでツアー初Vを飾った浅地洋佑は通算4オーバーと崩れ、目標に掲げていた予選通過はならなかった。
今回が最後の関西オープンと公言している64歳の中嶋常幸は2バーディー、1ボギーの70で回ったが、通算2オーバーで81位となり、予選通過はできなかった。それでも「見に来てくれた人を沸かせることもできたと思うんだ。一緒に回っている選手にも良いものを見せてあげられたと思うし、自分としても悔いはない。よくやりました。プライドの2アンダーですね」と充実感に満ちた表情で振り返った。他選手やギャラリーからは「来年も」という声も挙がったが「そういう声をもらっているうちが華。そういう声をもらっているからこそ潔い引き際になるんじゃないかと思う」と改めて今大会が最後の関西オープンになると強調した。
今後もシニアの試合に出場しつつ「年に1試合か2試合」はレギュラーツアーにも参戦するという。「数少なく出ていても、やってやるんだという気持ちは持っている」と気合も十分。エージシュートへの挑戦についても「元気があれば出ると思うよ」と自信を見せた。