◆米女子プロゴルフツアー
ピュアシルク選手権
第3日(25日、米バージニア州キングズミル・リゾート、6430ヤード=パー71)
2打差6位で出たツアー3勝の畑岡奈紗(20)=森ビル=が1イーグル、5バーディー、1ボギーの65をマーク。通算13アンダーでブロンテ・ロー(英国)とともに首位に並んだ。最終日最終組で、3月の起亜クラシックに続く自身初のシーズン複数回優勝に挑む。
4月以来のツアー復帰戦の畑岡はこの日、得意のショットが好調でフェアウェー、グリーンともに外したのは2ホールだけ。グリーン上も今大会自己最少の29パットと一気にスコアを6つ伸ばした。14番パー4では今大会初のボギー。初日、2日目と続いた連続ボギーなしは途切れたが「どこでも、いつかはボギーは来るもの」と意に介さず。世界ランク5位は、続く15番パー5でチップインイーグルを奪う精神的な強さを見せた。「今日の自分の結果には満足しています。(14番については)どこでボギーが来るかなんて考えていませんでした。(15番は)距離的にイーグルは難しいと思っていたので、とてもハッピーでした。このコースは自分に合っていると思う。(最終日)一つ、一つやるべきことをやって、優勝につながればいいですね」などと笑顔で話した。
最終日は、首位に並ぶローとの2サムでの最終組だ。昨年は田仁智(韓国)とアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)のメジャー覇者2人とのプレーオフの末、ジュタヌガーンに敗れ、2位となった大会。その悔しさも糧にリベンジを狙う。
そのほかの日本勢は、9位スタートで71で回った野村敏京(26)=Qセルズ=は、6アンダーの14位へ後退。同じく71の横峯さくら(33)=エプソン=も54位から58位へ順位を下げた。67位で出て73だった山口すず夏(18)=環境ステーション=は、2オーバーの71位となった。