深堀圭一郎が思い出の成田GCで米シニアデビュー


米シニアデビューする深堀圭一郎(左から2人目)

米シニアデビューする深堀圭一郎(左から2人目)

 6月7日に開幕する米シニアプロゴルフツアー「マスターカード・ジャパン選手権」の概要発表が27日、開催コースの千葉・成田GCで行われた。メジャー通算8勝のトム・ワトソン(69)=米国=ら米ツアーから60人、日本ツアーからは主催者推薦で8人が出場。米シニアデビュー戦となる深堀圭一郎(50)=フォーラムエンジニアリング=は「あこがれのトム・ワトソンに少しでも近づけるように頑張りたい。てっぺんを目指します」と優勝争いを誓った。将来的な米シニア参戦も視野に入れており、優勝でシード権が獲得できる今大会は絶好のチャンスだ。

 成田GCは、パターの不調に悩んでいた2000年代初頭から長く通っていた思い出のコース。数え切れないほどのラウンドと練習を繰り返して克服し、03年には日本オープンで優勝を果たした。「かなりお世話になって、自分のゴルフを作り直せたコース。ここに来るたびに思い出しながらプレーしています」と感慨深げに振り返った。この日の視察ラウンドで担当したキャディーからも「以前からいらしてましたよね」と声をかけられたという。

 今大会には深堀のほか日本プロゴルフ協会会長の倉本昌弘、米山剛、プラヤド・マークセン、鈴木亨、伊澤利光の出場が決定。米大リーグのエンゼルスなどで投手として活躍した長谷川滋利氏も出場する。今月の全米プロでは右膝の関節症によりカートに乗ってプレーしたジョン・デーリーもエントリー。大会関係者は「選手から要望があればカートを使うことも検討します」と話した。

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