◆米女子プロゴルフツアー ピュアシルク選手権最終日(26日、米バージニア州キングズミル・リゾート=6430ヤード、パー71)
今季2勝目を狙った畑岡奈紗(20)=森ビル=は4バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダーで2位だった。畑岡と並ぶ首位で出た24歳のブロンテ・ロー(英国)が67をマークし、17アンダーでツアー初優勝。野村敏京(26)=Qセルズ=は8アンダーで21位、横峯さくら(33)=エプソン=は2アンダーで55位、山口すず夏(18)=環境ステーション=は2オーバーで68位。
18番で1メートル半のバーディーパットを沈めると、畑岡は白い歯を見せて歓声に応えた。2打差の2位となり「いいショットもたくさんあったが、ブロンテ(ロー)がいいプレーをした。おめでとうと言いたい」と、サバサバと話した。米ツアー4勝目には届かなかったものの昨年と同じ2位。「今年は落ち着いてプレーできた」と手応えをにじませた。
前半は2バーディー、2ボギーと苦しんだ。8番までに4バーディーで伸ばした同じ最終組のローとは対照的にティーショットがぶれて後退。「相手のことは意識しないでやろうと思っていたが、思ったような流れに持っていけなかった」と反省した。ただ、下を向くことなく、後半はボギーなしと粘った。
体調不良で62位と精彩を欠いた4月のロッテ選手権(ハワイ)以来、5週ぶりに臨んだ実戦で優勝争いに加わった。最終日のパーオンが4日間で最少の13ホールと勝負どころでショットが乱れたことは課題だが、4日間でわずか3ボギーと実力は示した。
30日にメジャー第2戦の全米女子オープン(米サウスカロライナ州チャールストンCC)が開幕。弾みがつく好結果に「自信を持って臨める」と前向きな言葉を並べた。