約1か月ぶりの復帰戦 石川遼は一回り大きくなって復帰


15番、ティーショットで調整する石川遼

15番、ティーショットで調整する石川遼

 ◆男子プロゴルフツアーメジャー第1戦日本ツアー選手権       森ビル杯 公式練習日(4日、茨城・宍戸ヒルズCC、7387ヤード=パー71)

 腰痛から約1か月ぶりの復帰戦となる石川遼(27)=カシオ=は、午前8時過ぎから中里光之介(26)=東京ベイ舞浜ホテル=とともに、10番からの9ホールを練習ラウンドした。

 腰を気にする仕草も見せず、豪快なドライバーショットや得意のロブショットなどを披露。中里にレッスンを施すなど終始、明るい表情を見せた。

 「ゴルフも腰の状態も悪くないので戻ってきた。(4月の国内開幕戦の)東建ホームメイトカップも欠場。(アジアンツアーとの共催の5月の)ダイヤモンドカップも出られず、中日クラウンズでああいうこと(第2ラウンドスタート前にプロ転向後12年目で初の棄権)になったので、次はあっちゃダメだなという中での今回の復帰なので。複雑な思いはありました。選手会長なのにこれだけたくさん休んでしまって。これから、けがしないで成績を出すことしか自分には出来ないので」と約1か月の間の胸の内を明かした。

 中日クラウンズ後、10日くらいで裂けていた腰の筋肉が回復。球打ち練習と週3日のトレーニングを再開し、先週からはラウンドも開始。体重1キロ増えて一回り大きくなった姿で戻って来た。「腹筋、背筋、おしりの筋肉のバランスが大事だと思ってやってきた。腰は全然大丈夫ですね。怖さが無くなったのでここに来ているので」とうなずいた。

 この大会は過去6度出場し、10年の15位が最高で4度の予選落ち。フェアウェーが狭く、ラフが長く、グリーンは硬く速い難設定だ。「このコースに苦手意識はある。でも、自分が頑張って、少しでも盛り上げられればなという思いはあります。たくさんの方々にご心配をおかけしたので、自分のゴルフを思い切ってやりたい」と、元気な姿でギャラリーをわかせるつもりだ。

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