全米オープン第2R 松山英樹は流れに乗れずに首位と9打差の32位へ後退


 ◆米男子プロゴルフツアーメジャー第3戦 第119回全米オープン 第2日(14日、米国・カリフォルニア州ペブルビーチゴルフリンクス=7075ヤード、パー71)

 鉛色の曇天の下、時々小雨も舞う中で予選ラウンドが終了した。16位で出た日本男子最多米ツアー5勝の松山英樹(27)=LEXUS=は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算イーブンパーの32位で決勝ラウンドへ進出した。

 ショット、アプローチ、パットがうまくかみ合わず。難しいピン位置や午後スタートという難条件もあり、スコアを伸ばせなかった。「まぁ、不満もありますけど、ちょっとしたことで、これだけスコアを崩したりしているので流れも悪かったですし、それをしっかりと明日は良い方向に持って行けるようにしたいと思いますね」と淡々と振り返った。

 前半は一進一退の展開となった。1番はアイアンでの第2打を3メートルにつけてバーディー発進。2番はドライバーショットを右に曲げてボギー。4番はアイアンでの第2打を3メートルにつけてバーディー。5番は3パットのボギー。

 10番はグリーン左ラフからの第3打のアプローチが、まさかのシャンクでボギー。13番は右バンカーからの第2打をグリーン右ラフへ。第3打のロブショットをミスし、4オン2パットのダブルボギー。通算1オーバーとなり「さすがに13番でダボを打った時には、ああ危ないな、と思ってやっていました」と予選通過の2オーバーのカットラインも意識した。

 それでも、最終18番は松山らしいスーパーショットでバーディー締めだ。残り79ヤードからウェッジで放ったショットはカップをかすめ、ピン側20センチへ。楽々のOKバーディーで、グリーン周りの観客席から大歓声を浴びた。

 65をマークしたゲーリー・ウッドランド(米国)が、通算9アンダーで単独首位。決勝ラウンド2日間で9打差を追う。「いい流れでプレーできれば(1日)5アンダー、6アンダーを出せなくはないと思うので」と、不屈の闘志で首位の背中を追いかける。

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