サントリーレディスは順延 暫定首位の鈴木愛は“雨”らめし「体力的には今日回っておきたかった」


4番でバーディーパットを沈めギャラリーの歓声に応える鈴木愛

4番でバーディーパットを沈めギャラリーの歓声に応える鈴木愛

 ◆女子プロゴルフツアー 宮里藍 サントリーレディス 第3日(15日、六甲国際GC=6511ヤード、パー72、観衆2372)

 雷雲接近による2度の中断を経て、第3Rの順延が決まった。全64選手がプレー中で、1組もホールアウトできなかった。最終日の16日、午前7時から第3Rの残りが、8時10分(インは8時15分)から最終Rが行われる。

 2位で出た鈴木愛(25)=セールスフォース=が8番まで終え、通算10アンダーで暫定首位に立った。2時間43分に及ぶ中断中はあえて「人と話すと気が抜けちゃうので、あんまり人と喋らなかった」と集中力をキープ。2バーディー、1ボギーで確実にスコアを伸ばした。左足首痛を抱えているため「体力的には今日回っておきたかった」と悔やんだが、今季2勝目に王手をかけた。

 6位で出た河本結(20)=フリー=は前半9ホールを終えて、暫定2位に浮上した。開始の1番で1・5メートルを冷静に決めるなど4バーディー、1ボギー。悪天候にも負けず結果を残し「風と天候を予想して切ってきたピン位置だった。だからそこにどう運ぶかを徹底してゴルフをした。その結果がこのスコアにつながった」と手応え十分に振り返った。首位と2打差の3位にはイ・ミニョンと黄アルムの韓国勢が続いており、最終日まで激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。

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