全米オープン最終R。松山英樹は6バーディー量産も70で通算2アンダーでホールアウト


 ◆米男子プロゴルフツアーメジャー第3戦 第119回全米オープン最終日(16日、米国・カリフォルニア州ペブルビーチゴルフリンクス=7075ヤード、パー71)

 23位で出た、日本男子最多米ツアー5勝の松山英樹(27)=LEXUS=がホールアウトした。6バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの70で回り、通算2アンダーで終えた。「結果的には残念ですけど、やっぱり上位でやりたい気持ちはあります。良いところもありましたし、悪いところもあったしという感じですね」と通算28度目のメジャーを振り返った。

 5番で4メートルを沈めてバーディー先行。ところが、6番パー5で落とし穴が待っていた。ドライバーでの第1打が右のがけ下へ。3ウッドでの3打目もグリーン右のがけに消えた。「ティーショットも3打目もミスですね」と、痛恨のトリプルボギーで勢いをそがれた。

 それでも、続く三方を海に囲まれた名物ホールの102ヤードの7番パー3で、第1打を2・5メートルにつけてバーディー。10番は14メートルのパットをねじ込んで伸ばした。14番のパー5でドライバーで左ラフに入れてボギー。15番は残り112ヤードからピッチングウェッジで90センチ、16番も残り133ヤードからピッチングウェッジで1・5メートルにつけて連続バーディーを奪った。「やっぱり、波に乗れそうなところで自分の嫌なショットを打たないといけなかったりとか。そういう意味では精神的にも全然ダメでしたし、技術的にもまだそういうショットを打てる技術がなかったのかなと思いますね」と厳しい自己評価を口にした。

 とはいえ、最難関のメジャーの決勝ラウンド2日間で、13バーディーを量産して見せた。世界屈指の精度を誇る得意のショットに関しては「もっともっと、ミスを減らしていくことが大事。ミスの幅はだいぶ狭まってきているので、あとはその回数をどれだけ減らせるかだと思う」と確かな復調の手応えを口にしていた。

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