◇報知新聞社後援 2019トヨタジュニアゴルフ ワールドカップ 第3日(20日、愛知・中京GC石野C(男子6843ヤード・パー71、女子6130ヤード・パー72)
日本女子が2位の米国、メキシコと3打差の首位に浮上し、初の連覇へ王手をかけた。チーム最年長の山下美夢有(17)=大阪桐蔭高3年=が6バーディー、2ボギーで2日連続となる68をマーク。「ショットが良くて短い距離もワンピンについたので、バーディーが取れた。良いゴルフができました」と笑顔を見せた。
前週に出場し34位だったサントリーレディスは4日間競技だった上に、第3日が悪天候により途中で順延となった。消化できなかったホールも含めて、最終日は計21ホールをプレー。長い1日を終えてその日の夜中に名古屋入りし、翌日から練習ラウンドに参加するなどハードなスケジュールをこなしている。特に下半身に疲労がたまっていることから、この日もスタート前にコーチの岩本砂織プロからマッサージを受けた。そんな状況でも、疲れを感じさせないプレーでチームを引っ張り「今日も気持ちで頑張った。屈伸とかも途中で入れながら、18ホールしっかり回れた。(疲れは)ショットには影響ない。今日も振れていたので良かったなと思います」と振り返った。
そのサントリーレディスでは、昨年の優勝メンバーである古江彩佳(19)=六甲国際GC=と2日間一緒にラウンドした。「コースの話とかいろいろ聞きました。ここのコースは初めてだったので、いろいろ教えてもらって『スコアは出るから心配しなくていい』と言ってもらえました」。古江からのアドバイスもあり、連日の4アンダーでチームの首位奪取に大きく貢献。運命の最終日に向けても「まだ油断はできない。チームのみんなとも『ベストを尽くす』と話していた。その気持ちで最終日は回ろうと思います」と気を引き締めた。